2011年04月10日

大震災に考える


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我が家の前の桜を見ながら妻と二人、ささやかに桜見をしました。

大震災に関しいろいろな方が意見を述べられています。
考えさせられたり、納得がいかなかったり。

歴史家で阪大名誉教授の川北さん

「18世紀半ばにポルトガルの首都リスボンを襲った大地震と津波で
人口の約三分の一が亡くなり、これがポルトガル没落の契機になったと語られるが
震災前から地位の低下が起き、震災がその流れを早めてしまった。

日本はどうなるか、必ず復興するが、世界のトップ、アジアのトップではなくなるかもしれない。
不幸かというと話は別。尤もそれを安定と受け止めるには価値観
メンタルな部分が変わる必要がある。

ずーっとトップを走らないと不安ということでは
被災後をうまくやっていくことはできないでしょう。(要約)」

作家の池澤夏樹さん

「今からのことを言えば、我々は貧しくなる。
それは明らかだ。貧しさの均等配分が政治の責務」
(文章の一部だけですので誤解のないように読んでください)

三菱総研所長で前東大総長の小宮山さん

ー我々はコントロール不能の、ある種の化け物、怪物をつくりだしてしまったように思います。ー
 というインタビュアーの問いかけに対し

「化け物をコントロールできなくなったとか、怪物だとか
そんなふうに考える必要はまったくありません」

インタビューされた方は最後にドイツの劇作家ブレヒトの言葉で結んでいます。
「科学の目的は無限の知恵への扉を開くことではなく、過ちの可能性を有限にすることだ」

昨夜から今朝にかけてテレビに出てきた
元原子力安全委員の委員長のお二人は
今までやってきたことは間違っていなかったと強気の発言
又あらゆることを想定してやろうとすれば金がかかりすぎるのだと本音も漏らしていました。



手作りオーダー家具の林工亘

posted by 桜の工房 at 17:14| 和歌山 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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