2011年06月27日

大阪にて


4,5日前、妻が玄関先に蛍が出ていたと言いました。
平家ボタルの儚げな光が。
その後毎晩見ていますが発見できていません。
去年も出てくれたのですが。


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                (矢車草)


娘の個展に行ってきましたが長い道程でした。
普通は車で吉野まで1時間半
それからは近鉄で1時間半の合計3時間。

今回は4時間掛かりました。
吉野までの国道169号が土砂崩れで通行不能
迂回路を通る破目になりました。狭い林道を1時間、疲れました。

大阪の電車は皆冷房を緩くしていました。
本格的に節電の季節です。

天候に恵まれたにも拘わらず
人の出足、売れ行きはいまいちの様子
やはり震災後、生活のパターンが変ったのか?
出来ただけでも感謝せずばなりますまい。

時間があったので映画を観ました。
「ブラック スワン」

バレリーナーの話。
「白鳥の湖」の主役に抜擢された女性
「黒鳥」をも踊るためには自分を解放しろと監督に強く要求される。
役作り、ライバル、母親との関係に苦悩しながら精神的にも追い詰められ
初日を迎える様を迫力あるタッチで表現していました。



http://movies2.foxjapan.com/blackswan/





手作りオーダー家具の林工亘

posted by 桜の工房 at 18:02| 和歌山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月22日

「ホームレス歌人のいた冬」


あちこちにアジサイの花が咲いています。
梅雨の季節に似合う花。
色が変わってゆくので花言葉は「移り気」とか。


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  「あじさいは お菓子のような 雨あがり」 (ゆう)
  「あじさいの 今年の色は かなしそう」   (友)



俳句でなく短歌の世界で彗星の如く現れ
彗星の如く消えていったホームレスの歌人がいました。

2008年の暮れに朝日新聞の歌壇に投稿を始め
注目を浴びていた最中、九ヶ月後に突然投稿をしなくなりました。

ホームレスという住所ゆえに注目を浴びましたが
その作品の持つ魅力に皆が惹かれ
歌を中断していた人も再開したり影響力はかなりのものがあったようです。

この本はそのホームレス歌人「公田耕一」の消息を求めて
横浜寿町のドヤ街に入り込んで追い続けたドキュメントです。



             IMG_0262.JPG


公田耕一さんの歌を幾つかご紹介しましょう。


(柔らかい時計)を持ちて炊き出しのカレーの列に二時間並ぶ
鍵持たぬ生活に慣れ年を越す今さら何を脱ぎ棄てたのか
パンのみで生きるにあらず配給のパンのみみにて一日生きる
親不孝通りと言へど親もなく親にもなれずただ立ち尽くす
百均の「赤いきつね」と迷いつつ月曜だけ買ふ朝日新聞
胸を病み医療保護受けドヤ街の柩のやうな一室に居る
温かき缶コーヒーを抱きて寝て覚めれば冷えしコーヒー啜る


公田さんのホームレスでありながら歌を捨てない姿勢に皆強く打たれたこともあるでしょうが
いつそんな境遇に落ち込むかもしれない今の時代に我が身を重ねてみたのでしょう。



手作りオーダー家具の林工亘

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2011年06月20日

One Coin Concert


昨日は雨を気にしながら熊野市まで
「One Coin Concert」に行ってきました。
吉田秀さんのコントラバス演奏です。



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彼はNHK交響楽団の首席奏者です。
コントラバスはとっても大きいですね。
彼は楽器にのしかかるようにして演奏してましたが
見ていてもこちらが苦しくなるようでした。

コントラバスは深く豊かな音がでます。
大きな空洞に共鳴してあのような豊かな音色がでるのでしょう。

チェロは5弦でコントラバスは4弦
チェロは下はドの音まで出るがコントラバスはミの音までしか出ないそうです。
チェロと言えば「おくりびと」のメロディーを想い出します。

 http://www.youtube.com/watch?v=pPcrPPO4tkA


ピアノを演奏していた方は佐渡春菜さんといいました。
まさしくあの佐渡裕さんの姪御さんでした。

ベルリンフィルを指揮した佐渡さんは今は時の人
話の中で佐渡裕さんに熊野に是非きて欲しいという話になり、とても盛り上がりました。




手作りオーダー家具の林工亘

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2011年06月17日

作品展のご紹介


私の娘、吉田コマキの作品展

「Drink Dreams」
をご紹介します。



             IMG_0247.JPG


イラスト・木版・木彫りなど。

日時は 6.23(木)〜6.28(火)まで
時間は 11時〜18時(最終日 16時)
場所は 阪急電車箕面駅から徒歩3分の
 Cafe サルンポワク2階 「ミカリギャラリー」で
電話は 072−764−8200


時間が取れましたらお越し下さい。




手作りオーダー家具の林工亘

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2011年06月15日

思わぬ豊作


じゃがいもを収穫してきました。
小さな畑に4畝ですが二人で掘り起こすのに疲れてしまいました。
掘る傍からごろごろと出てきます。



             IMG_0245.JPG




その快感は何ともいえません。
今年は何故こんなに豊作なのだろう?
耕運機でしっかり土起こしをしたせい?
肥料をしっかり施したせい?


かなりの部分は子供や孫のお腹に納まるでしょうが
放射能に汚染されてないので喜ばれるでしょう。
早速茹でてバターをつけて頂きました。



手作りオーダー家具の林工亘

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2011年06月11日

映画「グリーンマイル」


最近のBSで放映していたものの紹介ですが
とっても過酷な映画、それでいて3時間の長さを感じさせない
惹きつけて離さない映画でした。



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原作はあの怖い「スティーヴン・キング」
監督は「フランク・ダラボン」
「ショーシャンクの空に」の監督だといいますから納得です。

1930年代、アメリカの刑務所、死刑囚棟が舞台です。
グリーンマイルとは死刑囚が最後に歩くグリーン色の廊下に因んでいます。
死刑は電気椅子、公開処刑といいましから、日本とは少々異なります。

死刑囚も様々な人間がいます。
悪を体現したような人間も出てきます。

看守も様々です。
中にとても悪いやつがいます。
悪を行なっても平然としています。

ステェーヴン・キングの作品にはこういう人物がよく出てきます。
そしてこういう人物がいるから作品がぐっと面白くなるのですから不思議なものです。

ねずみ君も重要な役を演じてくれます。

でも最後は納得の穏やかな終わり方でほっとしました。
「私達は皆グリーンマイルを歩いているのだ」という言葉には成程と思いました。

posted by 桜の工房 at 17:48| 和歌山 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月09日

額を作る

久し振りに額を11個作りました。
この23日から作品展をする娘の為に作ったのです。
通常は両端を45度に切った4枚の板を接着剤を付けて固定し
補強とデザインを兼ね角に溝を作って楔を入れます。




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今回は黒い額も作りましたがなかなか落ち着いた感じに仕上がりました。



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手作りオーダー家具の林工亘

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2011年06月06日

嬉しい知らせ



昨夜2時頃だったでしょうか
夢うつつにほととぎすの鳴くのを耳にしました。
なぜ夜鳴くのでしょう。気持ちが落ち着きませんでした。



     http://www.youtube.com/watch?v=UbdGxgxbBEc




家の周りは草木がどんどん生長してうっそうとなってきました。
草刈機や鋏であちこちを刈り込んでいます。
作業中、枯れたしだれ桜にふと目を移しました。



             IMG_0236.JPG



そこにはなんと!あちこちから若葉が出ている桜があったのです。
芽も出ず枯れてしまったので掘り返してしまおうと決めていたのです。
人智を超えた命の奥深さを感じさせる出来事でした。



手作りオーダー家具の林工亘

posted by 桜の工房 at 19:40| 和歌山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月04日

梅雨の日にお薦めの本


福島、奥郡山の地酒を購入しました。



             IMG_0227.JPG



味わって飲んでみましょう。


このところ三文役者による三文芝居をずーっと見せつけられて
しらけてしまいました。足の引っ張り合いしか能力がないのでしょうか。
誰のためにやっているのでしょう。もっと真剣に働いてほしいです。

うっとうしい天候、うっとうしい政治情勢
先の見えない被災地や原発

こんな時ちょっと息抜きにお薦めの格好の本があります。



             IMG_0234.JPG


奥田英朗さんの「インザ・プール」と「空中ブランコ」

それぞれ5、6篇の短編から成っていますからとても読みやすい。

生きているといろんなストレスを抱え
時としてそれがとんでもない病気を併発させます。
たとえば陰茎強直症、携帯依存症、強迫神経症、心身症、先端恐怖症。

悩んだ彼等が、たまたまドアを叩く先が伊良部総合病院の神経科。
そこには37,8才で縫いぐるみのような太つちょ、色白、マザコンの
伊良部一郎医師が待っています。

すぐに注射をされ
非常識とも思える医者の対応の中で
彼等は病気の原因にぶち当たり
自分らしさを取り戻していく極めて爽快なお話です。
伊良部の強烈な個性にかき回されるお話は笑いなしには読めません。



手作りオーダー家具の林工亘



posted by 桜の工房 at 21:44| 和歌山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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