2011年11月30日

こんな素晴らしい監督がいたのをご存知でしようか?


映画の山田洋次監督が心に残る映画をBSで次々と紹介していますが
その中に山中貞雄監督の作品「人情紙風船」がありました。
27歳でこの作品を制作し、封切りの日に赤紙が来て中国戦地へ。

翌年28歳で戦病死します。
反軍思想ゆえに軍ににらまれ戦地におくられたらしいです。
遺書には「山中の遺作が「人情紙風船」とはチトさびしい」と無念の想いを記していたそうです。

彼は黒澤明や溝口健二、小津安二郎監督と丁度同じ頃活躍した青年で
作品を見ていただければ解かる様に素晴らしい才能を持った前途洋洋たる監督でした。
戦争とは残酷なものです。
全ての希望を奪い去ってしまったのですから。



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作品は長屋に住む浪人の武士夫婦を中心に
そこで暮らす庶民の人情や喜怒哀楽を
ちょっとの無駄もなく謳いあげた本当に名作です。
こんな作品があったなんて・・・・「古くてもいいものはいい」お手本です。



手作りオーダー家具の林工亘

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2011年11月26日

勝敗の行方は?


「威信かけ維新掲げる異心かな」

朝日川柳入選の東京内田堂文さんの一句です。

明日の大阪ダブル選挙の結果はどうなるのでしょう。

大阪都構想などは考えさせられるものがありますが
橋下氏のやり方はいささか荒っぽく、ついていけません。
維新の会の方々の教育観はあまりにも雑で危険だと思いました。

物事にはいい面と悪い面の両方持ち合わせていますが
大阪で暮らす人々が少しでも暮らしやすい選択が出来るよう期待したいと思います。



手作りオーダー家具の林工亘

posted by 桜の工房 at 19:22| 和歌山 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月22日

オーム裁判



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オーム真理教の裁判が終結しました。
多くは闇に葬られたままです。
13人の当時若者だったものが死刑
松本智津夫は何もしゃべらぬまま死んでゆくのでしょうか。

上九一色村のサティアンに強制捜査が入った映像は
16年前、中国天津のホテルで見たのを思い出します。

その6年前坂本弁護士一家が殺害された時
現場に落ちていたオームのバッジが重大視されれば
松本サリン事件や地下鉄サリン事件など一連の事件の起きなかったかもしれません。

それにしてもサティアンで70トンものサリンを製造し
ヘリコプターに乗せて東京の上空から散布し
少数の兵士で東京を制圧しようという計画が着々と進んでいたというから驚きです。

閉塞した空気の中で若者がオームに救いを求めた環境は
今もあまり変わっているとは言えません。
むしろもっと悲惨な環境に追いやられているといえるかもしれません。
秋葉原事件などはその典型です。



手作りオーダー家具の林工亘



posted by 桜の工房 at 16:00| 和歌山 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月18日

資本主義の危機


ギリシャに端を発したヨーロッパ通貨危機が止まりません。
ユーロの価値が大きく揺らいで、円高が進行し
我が国をも巻き込んで世界は大揺れです。
リーマンショックよりひどい大地震です。

所詮紙のお金に頼っている現代の資本主義
輪転機があればいくらでも刷れるわけで価値が薄れるのは致し方ありません。

そんな中、金の価値が見直され、史上空前の高値だそうですね。
宝飾品を売る人が後を絶たないようです。
やはり非常時に強いのはGOLD!?

アメリカでしたか、文字道理のゴールドラッシュが再現
砂金堀が復活しているとか。

砂金堀りといえばやっぱり「チャップリンの黄金狂時代」
いつまでも新鮮です。


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手作りオーダー家具の林工亘

posted by 桜の工房 at 20:21| 和歌山 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月10日

しばらく冬眠します。


少々腰を痛めた為、ここしばらく
寒い冬は冬眠して春に備え
3月から工房を再開致します。


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ギャラリーもしばらく閉じます。
と言いますのも先日、突然京都木津川市の方が
4時間かけてご夫婦でやって来られました。

奥様が腰の調子が悪く、腰にやさしい椅子をネットで探して
わが工房の椅子にめぐり合ったというのです。

椅子は現物に座って良し悪しを確かめることが大切ですが
お蔭でとても気にいって頂きました。

現物しかなかったのですが
編み椅子と肘付き椅子をお買い上げ頂きました。

品物を出した後のギャラリーはすっかり寂しくなりしばらく閉じることとしました。

来春が楽しみです。




手作りオーダー家具の林工亘

posted by 桜の工房 at 18:31| 和歌山 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月03日

とっても怖い映画、もう一つの9.11

南米ではこの9.11の方が一般的だそうですが
それを映画化したもの。
「ミッシング」


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とっても怖い映画です。
先日BSでやっていたので録画はしましたが
怖くてまだ見ていません。(20年前頃一度見ましたが)

内容は40年前、チリで民主的に選ばれた
アジエンデ大統領の社会主義政権に
アメリカの支援を受けたピノチェット将軍率いる軍部が
クーデターを起こし、政権を転覆

多くの労働者、学生、芸術家、知識人が虐殺されました。(3万人)

アメリカのジャーナリストの息子が行方不明になり
父親(ジャック・レモン)が捜しに出かけます。
そこで見たものは凄まじいばかりの暴力の現場でした。

軍事独裁の怖さを肌でもって感じることが出来る映画です。




手作りオーダー家具の林工亘




posted by 桜の工房 at 15:04| 和歌山 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月01日

こんな村にもクラシック


和歌山県が初めて文化の使節を送ってくれました。
村民対象にオータムコンサートという企画です。
ソプラノ、チェロ、ピアノの三人のミニコンサートでしたが
ありがたいことです。


             IMG_0367.JPG



「オンブラ・マイ・フ」やトスカの「歌に生き、恋に生き」
サン・サーンスの「白鳥」や「無伴奏チェロ組曲」
「幻想即興曲」など1時間半演奏してくれました。

グランドピアノが見えませんが電子ピアノで充分ショパンを弾いておられました。
それにしてもショパンの幻想即興曲はいいですねー。


http://www.youtube.com/watch?v=wZZRwI_ZLkc(フジコ・ヘミング)


人の入りが少なかったのは残念でした。
来て貰うからには満席にするのがおもてなしの心。
これに懲りずに又おいで下さい。



手作りオーダー家具の林工亘

posted by 桜の工房 at 21:08| 和歌山 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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