是非見たいと思っていたものですが
心に迫る映像の数々でした。
セバスチャン・サルガドの写真集「アフリカ」
東京都写真美術館で13日まで開催されています。
近ければ必ず行くものを!残念。
見捨てられた大陸と言われるアフリカを
飢餓、旱魃、労働者、脱出、起源などをテーマに
70年から撮り続けた写真集。
人類の起源といわれるアフリカだけが
何故見捨てられたのか。
見捨てられたのではなく搾取され
ヨーロッパの繁栄の元になったというのが通説だと思います。
今なお現地では一部の人間が富を独占支配し
大半の人々は貧困に喘いでいる。
写真を見て衝撃を受けるだけでは済まされない
と言うのが正直な感想です。
手作りオーダー家具の林工亘
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しかし行って見ると肌の色が濃いだけで、私たちと殆ど違いはありませんでした。
そんな人たちが、我々の祖先と言われる人たちが、奴隷になったり植民地になり、徹底的に搾取されています。
識字率が低いのは貧乏で学校にも行けないためで、学習意欲はむしろ日本などより高いようです。
そんな中からオバマ大統領が誕生し、大きな希望を与えた事は何よりの事でした。
人種差別が如何につまらない差別であるかを、教えてくれました。
人は皆対等で、差別できる因子はありません。
人それぞれに、他にはない何かを備えています。
お互いに尊重し合う事で、諍いや紛争や、戦争を無くす事は可能です。
それには殲滅するのではなく、交流を重ね、話し合って協力することと、ある程度で妥協することが必要だと思いました。