「巡礼の道」と題し
三重県立博物館の移動展示をやってましたので覗いて来ました。
お伊勢参りと熊野詣がテーマです。
交通の不便な中世に何故にあれほどの人々が
伊勢や熊野を目指したのか?
お伊勢参りは熊野詣とは随分様子が違ったようですね。
自由に諸国を往来できなかった時代でも
お伊勢参りとなると移動もし易く
周りの援助も受けやすく
又旅をするのは娯楽の少ない時代の楽しみ
憧れの一つだったようです。
伊勢には名だたる遊郭もあったのですから
遊び心も充分満たされたことでしょう。
お金の無い人はこの柄杓を携え
ご寄付を募って歩いたそうです。
江戸文政13年の3月から8月までの半年間に
500万人の人が伊勢を訪れたといいますからすさまじい。
その頃の人口がおよそ3000万人ですから
6人に一人が行った勘定になります。
最初の写真は伊勢神宮の御札が降った時のお蔭参り。
「ええじゃないか」と言いながら熱に浮かされたように
踊りながらお参りした様子です。
熊野詣はそうはいきません。
辺鄙で不便な山奥の神社に
難行苦行を厭わず多くの人々が何故
「蟻の熊野詣」と形容されるほど参詣したのでしょう。
戦乱に明け暮れた末世
せめて来世に望みを繋ごうと
極楽往生を夢見てお参りしたのでしょうか。
手作りオーダー家具の林工亘
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大変お世話になっております。
ケーブルテレビJ:COMチャンネルで「おちゃのこsaisai」という番組を制作している
(株)ユーストンの山浦と申します。
この度、番組内で「熊野詣」をご紹介をすることになり、アップされているお写真を資料写真として数点
ご使用させて頂きたいと思いコメントさせて頂きました。何卒よろしくお願い申し上げます。
(株)ユーストン 山浦