先日、浅野史郎氏のお宅でのお二人の対談が放映され
とても感銘を受けました。ご覧になりましたか。
浅野史郎氏は厚生省で障害福祉課長をされた後
宮城県知事に当選
そのあと東京都知事に立候補するも石原現知事に敗れました。
2009年央、成人T細胞白血病を発病
骨髄移植を受けられ現在に到っています。
村木厚子さんは労働省で障害者雇用対策課長をされていましたが
2009年央、郵便割引制度の悪用事件に巻き込まれ
逮捕、5ヶ月間、拘置所に拘留されました。
彼女の無罪が立証されたのはまだ記憶に新しいところです。
ごく当たり前の日常を奪われ試練と向き合ったお二人ですが
お二人とも共通の理念を持った同志でした。
それは、障害者は「チャレンジド」(神から試練を与えられし者)だが
彼等自身がその試練を自ら克服し
あたりまえの暮らしが出来るよう支えるべきという理念です。
試練に向き合ったお二人も文字どうりチャレンジドでした。
拘置所暮らしの中で村木さんが心に残った本と言葉を紹介しています。
サラ・パレツキーの「サマータイム、ブルース」
その中で女性私立探偵が少女に語りかける場面があります。
「あなたになんの罪もなくたって、
生きていれば多くのことが降りかかってくるわ。
だけど、それらの出来事をどういう形で人生の一部に加えるかは
あなたが自分で決めること・・・・」
そうなんですね。自分の人生をどう描くかは自分が選べることなんですね。
手作りオーダー家具の林工亘
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