2012年02月16日

読了感からすると?

梅一輪、一輪ほどの 暖かさ



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玄関先の梅も咲き始めましたが
春はまだまだ先のようで寒い日が続きます。
薪ストーブをがんがん焚いて部屋の中で冬眠しています。

本を読んだ時は満足したか、物足りなかったか。
最後は成程と思うか、「えー」と驚くか
ミステリーなどは最後にどんでん返しがあって、それはそれで納得できますね。

歌野晶午のミステリー
「葉桜の季節に君を想う」も最後は本当にびっくりものでした。

正月に読んだ本のひとつ
「エドガー・ソーテル物語」も読んだ後
どう整理すればいいのか戸惑った本でした。

作者の筆力と金原さんの名訳に圧倒され
すいすいと読んだのです。

ソーテル犬を育てる家族の物語
口の利けない主人公の成長の物語
父親を殺し彼等の家に入ってきて
母親と懇ろになった父の弟への復讐の物語

でも最後は彼等を取り巻く人々が全て
主人公を含めて死んでしまい
残ったのはソーテル犬、十数匹
彼等は指導者の犬に導かれ新しい大地に旅立っていくのでした。

こう書くと主人公は紛れもなく自立するソーテル犬ということになりますね。



posted by 桜の工房 at 21:38| 和歌山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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